吉森研究室
NEWS
吉森研究室 所属変更のお知らせ

NEWS

今井さんの研究成果がJ Cell Sciに掲載

当研究室を今春卒業した今井健太君の学位論文の内容が、J Cell Sciに掲載されました。主要Atgタンパク質中唯一の膜タンパク質であるAtg9の再循環エンドソームを経たメンブレントラフィックが、オートファゴソーム形成に必要であることを、その輸送に必要なAtg9分子内モチーフを同定しそこに変異を導入したAtg9を使って示しました。Atg9の機能を理解する上で重要な発見です。

共同研究の成果がHepatologyに掲載

当研究室で発見されたオートファジー抑制因子のRubiconが、高脂肪食によって増加することによって脂肪肝を発症することが大阪大学消化器内科竹原教授らとの共同研究によって明らかになり、Hepatologyに論文が掲載されました。当教室で作成したRubicon KOマウスは高脂肪食負荷でも脂肪肝にならず、Rubicon阻害による脂肪肝治療の可能性が出てきました。

長谷川さんの研究成果がThe EMBO Journalに掲載

当研究室の元助教の長谷川さんの研究成果が、The EMBO Journalに掲載されました。リン脂質脱リン酸化酵素のINPP5Eが、リソソームのPI(3,5)P2をPI3Pに変換することが、コータクチンによるリソソーム表面へのアクチン繊維結合を促進し、その結果オートファゴソームとリソソームが融合することを示しました。またINPP5Eの変異が患者さんで見つかるジュベール症候群が、オートファジーの低下によって起こっている可能性も明らかになりました。リン脂質の新たな細胞機能の発見として注目されます。
1 7 8 9 10 11 19

© 2018 T.YOSHIMORI LAB.

TO TOP