山室さんらの研究成果がPLoS Geneticsに掲載
当研究室研究生の山室さんらの論文がPLoS Geneticsに掲載されました。
我々の研究室で以前同定したオートファジーの負の制御因子Rubicon(Matsunaga et al., Nat Cell Biol, 2009)の働きが、
精子形成の維持に必須の働きを持つことを明らかにしました。
これまでRubiconがオートファジーを抑制する生理的意義はあまりよく分かっていませんでした。
今回、精巣のセルトリ細胞と呼ばれる支持細胞でRubiconがオートファジーを抑制し、
精子形成の維持に必須のタンパク質GATA4の分解を抑えることが精子形成の維持に必須であることを見出しました。
オートファジーの過剰が男性不妊の原因の一つとなっている可能性があり、
今回の発見が男性不妊の診断や治療に役立てられることが期待されます。マイナビニュース(Aug,10)