藤田さんらの研究成果がJournal of Cell Scienceに掲載
当研究室研究生の藤田さんの論文がJournal of Cell Scienceに掲載されました。
RNA結合タンパクであるTHOC4の働きが、オートファジー・リソソーム生合成のマスター制御因子TFEBのmRNAレベルでの制御に必須であることを見出しました。
またこの制御が長期飢餓時の脂質分解において重要なことを明らかにしました。本研究は冒頭のハイライトでも取り上げられました。
当研究室研究生の藤田さんの論文がJournal of Cell Scienceに掲載されました。
RNA結合タンパクであるTHOC4の働きが、オートファジー・リソソーム生合成のマスター制御因子TFEBのmRNAレベルでの制御に必須であることを見出しました。
またこの制御が長期飢餓時の脂質分解において重要なことを明らかにしました。本研究は冒頭のハイライトでも取り上げられました。
吉森教授が、Highly Cited Researchers 2020(高被引用論文著者)に選出されました。2014年、2015年、2019年度での選出に続いて4回目となります。世界の全論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文を複数発表しており、後続の研究に大きな影響を与えている科学者や社会科学者が選出されます。クラリベイト・アナリティクス社プレスリリース(Nov,18)、生命機能研究科HP(Nov,19)
中村さんが「カタリスト・アワード」を受賞しました。
カタリストアワードとは、全米医学アカデミー(NAM)提唱の「Healthy Longevity Global Grand Challenge(HLGC)」の一環として授けられる賞です。
中村さんの受賞対象の研究課題は「Identification of Novel Lipid Species Generated by Autophagy that Promote Longevity」です。
当研究室准教授の中村さん、元大学院生の重山さん、助教の南さんらの論文がNature Cell Biology に掲載されました(大阪大学/JSTとの共同プレスリリース)。
私たちは以前、リソソームが損傷を受けると損傷リソソームを選択的に隔離するオートファジー(リソファジー)がこれを隔離・修復することを見出していました(Maejima et al., EMBO J, 2013)。
今回新たに、オートファジー・リソソーム生合成の上流のマスター制御因子として知られるTFEBの働きが損傷リソソーム修復に必須であること、またこの活性化に我々が発見したLC3タンパク質のオートファジー以外の機能が必要であることを見出しました。
今後結晶性腎症をはじめ、リソソーム損傷を伴う様々な病気の治療への応用が期待されます。
© 2018 T.YOSHIMORI LAB.