吉田さんらの研究成果がAutophagyに掲載
当研究室の吉田さんの論文がAutophagyに掲載されました。これまでオートファジーは、骨芽細胞を活性化することは知られておりましたが、どのようなメカニズムで活性化するのかについては解明されていませんでした。今回、骨芽細胞においてオートファジーによってNotchレセプターおよびNICDの減少とNotch下流の転写因子の低下により、骨芽細胞が活性化するメカニズムを明らかにしました。さらに、当研究室で以前同定されたオートファジーの負の制御因子Rubicon(Matsunaga et al., Nat Cell Biol, 2009)を欠損させてオートファジーが亢進したマウスを用いることによって、オートファジーが骨粗鬆症を抑制することを明らかにしました。これにより、従来にはないメカニズムで骨芽細胞を活性化させる骨粗鬆症治療薬の開発が期待されます。