学術変革領域B ポストリソソームのHPが公開
中村さんが領域代表を、吉森教授が領域アドバイザーを務める学術変革領域B ポストリソソームのHPが公開されました。
中村さんが領域代表を、吉森教授が領域アドバイザーを務める学術変革領域B ポストリソソームのHPが公開されました。
当研究室の吉田さんの論文がAutophagyに掲載されました。これまでオートファジーは、骨芽細胞を活性化することは知られておりましたが、どのようなメカニズムで活性化するのかについては解明されていませんでした。今回、骨芽細胞においてオートファジーによってNotchレセプターおよびNICDの減少とNotch下流の転写因子の低下により、骨芽細胞が活性化するメカニズムを明らかにしました。さらに、当研究室で以前同定されたオートファジーの負の制御因子Rubicon(Matsunaga et al., Nat Cell Biol, 2009)を欠損させてオートファジーが亢進したマウスを用いることによって、オートファジーが骨粗鬆症を抑制することを明らかにしました。これにより、従来にはないメカニズムで骨芽細胞を活性化させる骨粗鬆症治療薬の開発が期待されます。
吉森教授が、Highly Cited Researchers 2021(高被引用論文著者)に選出されました。2014年、2015年、2019年、2020年度での選出に続いて5回目となります。世界の全論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文を複数発表しており、後続の研究に大きな影響を与えている科学者や社会科学者が選出されます。クラリベイト・アナリティクス社プレスリリース(Nov,16)、生命機能研究科HP(Nov,17)
2022年度 日本学術振興会特別研究員に志摩さん(PD)、柳川さん(DC2)、赤山さん(DC2)、塩田さん(DC2)が採用されました。
当研究室研究生の山室さんらの論文がPLoS Geneticsに掲載されました。
我々の研究室で以前同定したオートファジーの負の制御因子Rubicon(Matsunaga et al., Nat Cell Biol, 2009)の働きが、
精子形成の維持に必須の働きを持つことを明らかにしました。
これまでRubiconがオートファジーを抑制する生理的意義はあまりよく分かっていませんでした。
今回、精巣のセルトリ細胞と呼ばれる支持細胞でRubiconがオートファジーを抑制し、
精子形成の維持に必須のタンパク質GATA4の分解を抑えることが精子形成の維持に必須であることを見出しました。
オートファジーの過剰が男性不妊の原因の一つとなっている可能性があり、
今回の発見が男性不妊の診断や治療に役立てられることが期待されます。マイナビニュース(Aug,10)
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