吉森研究室
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当研究室の田端桂介さんの論文がNature Communicationsに掲載されました

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山室さんらの研究成果がNature Communicationsに掲載

当研究室研究生の山室さんの論文がNature Communicationsに掲載されました(大阪大学医学系研究科プレスリリース)。
当研究室が以前同定したオートファジーの負の制御因子Rubicon (Matsunaga et al., Nat Cell Biol, 2009)の増加が、通常の組織では老化のサインになることがわかっていました (Nakamura et al., Nature Communications, 2019)。

生活習慣病を抑える働きのある脂肪細胞では逆に、Rubiconが老化に伴い減少してオートファジーが過剰となり、オートファジー過剰が脂肪細胞機能を低下させることがわかりました。
このことは、オートファジー過剰が加齢に伴う脂肪細胞機能低下の要因であり、糖尿病や脂肪肝などの生活習慣病の原因になりうることを意味しています。
今後、脂肪細胞のオートファジーを特異的に阻害することが、生活習慣病の新規治療戦略になることが期待されます。

吉森教授がHighly Cited Researchers 2019に選出

吉森教授が、Highly Cited Researchers 2019(高被引用論文著者)に選出されました。2014年、2015年度での選出に続いて3回目となります。世界の全論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文を複数発表しており、後続の研究に大きな影響を与えている科学者や社会科学者が選出されます。クラリベイト・アナリティクス社プレスリリース(Nov,19)、生命機能研究科HP(Nov,19)

吉森教授が紫綬褒章を受章

吉森教授が令和元年秋の紫綬褒章を受章しました。紫綬褒章は「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方」に授与されます。(褒章の種類及び授与対象、内閣府賞勲局) 
「細胞生物学研究功績」が顕彰されました。

中村さんらの研究成果がNature Communicationsに掲載

当研究室准教授の中村さんの論文がNature Communicationsに掲載されました(大阪大学研究リリース速報)。
当研究室が以前同定したオートファジーの負の制御因子Rubicon(Matsunaga et al., Nat Cell Biol, 2009) が線虫、ショウジョウバエ、マウス組織において加齢により増加することをみいだし、Rubiconを抑えると寿命の延長や加齢性の表現系の改善がみられることがわかりました。
このことは、Rubicon増加が加齢に伴うオートファジー低下の要因であり、老化のサインとなりうることを意味しています。
今後Rubiconをターゲットにしたオートファジー活性化法の確立により、超高齢社会を迎える我が国喫緊の課題である「健康寿命」の延伸に貢献できると期待されます。
本研究はメディアでも大きな注目を集め、朝日、読売、毎日、産経、日経の新聞各紙、NHKニュース、共同時事通信、地方新聞各紙、国内外のウェブニュースで取り上げられました。

吉森教授が持田記念学術賞を受賞

吉森教授が平成29年度の持田記念学術賞を受賞しました。持田記念学術賞は、生命科学を中心とする医学、薬学及びこれに関連する物理学、化学、工学、生物学等の先見的独創的研究を育成し、かつ、これらの成果を総合して医療をはじめとするヘルスケアに応用し、もって我が国の医療及び国民の保健の向上に資することを目的に昭和59年に創設された毎年2名が顕彰される賞です。阪大からの受賞者としては、吉森教授は吉田博、濱岡利之、河盛隆造、二井将光、中村敏一、平野俊夫、菊谷仁、熊ノ郷淳の各先生に次いで9人目になります。「オートファジーの作動原理と病態生理の解明 」が受賞対象となりました。 
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